こんにちは!Yokoです:-D
今回は陶芸には絶対に欠かせない窯についての豆知識です!
窯の購入を考えている方は参考にしていただければと思います!

目次
窯
陶芸作品を焼成するための道具です。
歴史的にみると野焼きから始まり、穴窯、登窯になって
石炭窯、灯油窯、ガス窯、電気窯へと発展してきました。
現在購入できるのは、灯油窯、ガス窯、電気窯です。
木を焚べて焼く窯は、自分で作るか窯元や既に持っている作家さんにお願いして参加するのが現実的です!
私は野焼き、穴窯、登窯、灯油窯、ガス窯、電気窯を体験したことがあります。
それぞれの感想を書きます↓
野焼き
大学の授業の一環で校庭のグラウンドで野焼きしました。(笑)
焼成温度が低かったせいか作品が完全に焼き締まることはなく、叩くとポコっと濁った音がしました。
おそらく素焼きの温度まで達してないと思います。
600度くらい?
たまにするくらいなら楽しいです。
個人でするのは難しいです。
穴窯、登窯
二度ほど参加しました。
灰が被った独特の景色は実際に木をくべる窯じゃないと再現できないです。
こちらも個人で所有するのは難しいです。
街からはなれた広い土地があれば建設することも可能です。
まずは一般の人の作品も参加可能の窯を探してお邪魔してみるのがいいかと思います^^
兵庫県で登窯に参加できるぽいのでリンク貼っておきますね〜↓
兵庫陶芸美術館
わたしも参加してみたい!陶芸教室がオープンしたらみんなで参加するのめっちゃ楽しそうですよね!!

灯油窯
重油や灯油を使って焼く窯(通称オイル窯)は、電気送風機つきのバーナーで火をつけて焼成します。
灯油窯は焼成すると音がうるさかったり、炎がでたりするので広い空間が必要です。
また、重油の場合は焼成中にでる煙の中に亜硫酸ガスが含まれていたりするので、街中や個人で所有するには不向きかなと思います。
写真は大学の陶芸サークルの窯です。
雨風にさらされてボロボロですがなんとか動いていました。
灯油窯ははじめてでサークルのメンバーと見よう見まねで焼成しました。今思うと貴重な体験でしたね(笑)

ガス窯
ガス窯はプロパンガスや都市ガスなどを使用して焼成します。
酸化焼成も還元焼成も自分で調整します。
その調節はガス窯のダンパーという部分で決まります。
ダンパーを広く開けると酸化焼成になり、逆に狭くすると還元焼成となります。
ガス圧やダンパーの調節など、ガス窯は実際にやってみないとわからないことがたくさんあります。
写真は大学の陶芸棟にあるガス窯の一つです。
シャトル付きの大型の窯がたくさんあって今とても充実した施設でした。

電気窯
電気窯は内部に張り巡らされた電熱線で温度を上げていきます。
家庭用の100Vでも使用可能な小型のものから、シャトル付きの大型のものまで様々な種類があります。
還元用ができるものとできない電気窯があります。
わたしは酸化専用の電気窯を使っています。
個人で所有するのは電気窯が一番現実的だと思います。
家庭の電力で使用可能なのは本当に小さな窯だけになってしまいますが、小物の制作のみだったら問題ないと思います!
わたしの窯はそこそこ大きい窯なので電気工事をして現在使用しています。
中にサヤなどをいれたら簡易的な還元焼成もできます。

まとめ
窯にも様々な種類があるので、「小さな作品を作る」「還元焼成をしたい」「酸化焼成だけでいい」など、自分の作品用途にあった窯を探すことをおすすめします!
おわり:)