こんにちは!
つい先日の窯が大満足の結果でした。
その作品を中心に、焼成前の作品と焼成後の作品のBeforeAfterを掲載していきます^^
「完璧」ではなく「大満足」と言ったのにも理由があります。
こちらの記事と繋がってきます。
目次
陶芸に完璧は存在しない
陶芸には完璧が存在しないというお話。
なぜなら、どんなに丁寧に作ったり計画的に制作しても最終的には窯任せだからです。
特に難しいのは釉薬です。
私の作品の場合は、釉薬の要素がすごく大きいので釉薬が失敗すると作品が台無しになっちゃいます。
釉薬は「釉薬の種類」「釉薬のかけ方」「釉薬の厚み」「焼成温度」で大きく変わってしまいます。(私の釉薬は全てオリジナルなので、変化が顕著)
しかも釉薬は焼成前と焼成後で色も質感も大きく変わるので、予想が難しいです!
でもそこが釉薬の面白いところだとも言えます^^
Before After
全て1230度30分キープで焼成
金の部分は後から金彩で加飾








並べてみると面白いですね。
作品をもっとみたい方は是非workページをご覧ください!
釉薬、摩訶不思議
確かに焼成前と焼成後は分かりやすく違いますが、釉薬の摩訶不思議な例です。


このふたつ実は同じ釉薬なんです。釉薬のD22の上からD13(オリジナル釉薬)をかけています。
①はD13が少し多め、窯の上部で焼成。窯はしっかり詰めていた。
②はD13が少し少なめ、窯の下部で焼成。窯は少し余裕で詰めていた。
これだけの違いでここまで変化してしまいます。
今回はどちらも一点ものだったので、変化が著しくても「良」ければOK。
しかし、これがたくさん作る商品となると話は違いますよね、、。
なので、できるだけ同じにしないといけない作品に対しては「とにかくデータを取り続けて、成功の確率を上げる」しかないです。
なんだかんだこの作業も嫌いじゃないので、引き続き頑張ります^^
ではまた:)