本屋を徘徊している時に、村上春樹 、柴田元幸/著の『本当の翻訳の話をしよう』という本を見つけました。
村上春樹が翻訳している『本当の戦争の話をしよう』という本がとても好きなので、目につきました。
その帯に、村上春樹が小説と翻訳のことを塩せんべいとチョコレートに例えていました。

目次



村上春樹の塩せんべいとチョコレート


“翻訳は塩せんべいで、小説はチョコレート。交互に食べて、あとは猫がいれば、いくらでも時間が過ぎちゃう”
らしいです。
この感覚わかります。塩分と糖分を交互に食べるのって抜け出せないループですよね。

本書は読んでないんですが、海外の作家の作品を翻訳して、自分の小説を書く。この交互によって村上春樹の独特の作風ができたのかなと思う。

つまり、塩せんべいとチョコレートが影響しあって村上春樹の作風ができたのではないかなと思うのです。



わたしの塩せんべい


私にとっての塩せんべいは陶芸です。

塩せんべいは単体でも結構バリバリ食べれます。でも食べすぎると、塩分過多で食べるのしんどくなりますよね。
少し前の私がまさに塩分過多でした。

神戸に戻って個人事業主として、陶芸を仕事としてはじめてから「がむしゃら」という言葉が合う生活でした。
何が正解かわからないし、仕事として作品を売る行為にもまだまだ慣れていなくて、とにかくたくさん作って売ってを繰り返していました。
今考えると初めの1年間はトライアンドエラーで前に進んだ大切な時期だったと思いますが、今もこのがむしゃらを続けるのは完全に塩分過多です。

現在はなんとなくですが今の仕事が明瞭になってきて、次の目標にも進みはじめることが出来ています。
このタイミングで欲しくなるのが、チョコレートです。

陶芸(塩せんべい)だけを摂取し続けるのもいいのかもしれませんが、違う刺激(チョコレート)を摂取したいのです。



わたしのチョコレート


チョコレートが必要だと分かっていたのですが、なかなか私だけのチョコレートがを見つけることが出来ていませんでした。
でも最近はカメラがわたしのチョコレートになってくれています。

陶芸に疲れたら、ふらっとカメラを片手に出かけます。
カメラが好きになってからは街並みによく注目するようになりました。ふとした花壇の花や建物の形など、今まで気にしなかったものに注目して写真を撮る。この行為がとても楽しい。

この前は海の近くには白っぽい鳩がたくさんいるのを発見しました。
ただの白ではなくて、まだらな白い鳩がたくさんいます。家族なのかなと思うと愛おしい。


カメラの他にも、絵やこのブログもわたしのチョコレートです。

チョコレートのおかげで、息抜きが出来て、思考を文章に出来て発信できる。

塩せんべいとチョコレートの組み合わせが影響しあって、どんどん新たなアイデアが生まれて、創作が楽しいと思えています。



まとめ


塩せんべいとチョコレートの組み合わせは無限大です。

村上春樹は「翻訳と小説」でわたしは「陶芸とカメラ」
(村上春樹の横にわたしを並べるのは烏滸がましいですが…)

いろんなチョコレートを試して、塩せんべいが一等美味しく感じる組み合わせをみつける。
とても大事なことだと思います^^



ではまた;)



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