作家には欠かせない行為である制作について今のわたしの考えを書きました。
制作にまつわるアイデアのインプットと情報の取捨選択についてなど。
この記事のつづきのようなそうじゃないような話。
目次
アイデアのインプット
わたしは 過去の自分の作品➕頭の中のアイデアのストック があってはじめて制作が出来ると考えてます。
現代はSNSがあり、毎日更新され続けているけど、それらを無作為に摂取するのは違うと思うんです。
膨大なアイデア全てを取り入れることは、不可能だし効率が悪い。
(しかし、それは制作という面での話。
例えば、政治経済の情報を自分が好きな情報だけ取り入れるのとは話が違う。真実がある物事だったり、知識が浅いものはたくさん情報を見た方がいいと思います)
制作について好みの情報だけを積極的に取り入れるのはなぜか。わたしなりに書いていきます。
膨大な情報(アイデア)
以前スランプになったときを振り返って思うのは、現代はとにかく情報の多い時代だということ。
情報が多いのはいいことではある反面、選択の難易度が高くなってしまっている。情報の取捨選択が非常に難しいと思います。
そんななか作家の情報の取捨選択は、とても重要になってくると思う。
スランプになった時、頭の中の情報のストックが減っているか、古くなったんだと考えました。
だから、とにかくたくさんの作品を見ようと思って、InstagramやPinterestなどを巡回しました。
あまり好みじゃない作品から新たなアイデアが浮かんでくることもあると思い、無作為に見まくりました。それも新たなひらめきを求める行為としては大事だとは思うけど、それが原因でSNSで流れてくるいい作品(ピシッとかっこいいろくろ作品)と自分の作品を比べて落ち込んだりしてました。
自分も磁器でろくろして、スタイリッシュでかっこいい作品作ろうかな。と本気で考えてました。
“よい作品”というのは“よい”
自分の作風ではない“よい作品”を取り入れると、たちまち自分の作品が迷走してしまう。
アートの価値
アートやモノづくりの世界は、正解もないし教科書もない。なのでどれだけ自分の作品体系を築けるかが重要になってくると思います。
そこで参考になるのが過去の自分の作品と、自分が好む作品。
前提として必要なのは過去の自分の作品を充実させることと、その作品に共通する一本の筋(それは好みであったり、自分の信念であったり、テーマであったり)
自分の過去の作品をブラッシュアップする際に、自分の好みのアイデアが材料となって新しい作品ができるイメージ。
自分の作品の歴史と、好みという名の道標を持ってして、はじめて自分の作品体系に進化と深みを与えることが出来るのだと考えてる。
その結果できた作品にこそ価値が生まれると思ってます。
だからこそ作品は常に進化するべきだし、過去の作品からブラッシュアップされるべきなのだと思う。
まとめ
オリジナリティ(過去の作品)とLOVE(すきなもの)の集大成がアート作品というものなのだと信じている。

わたしの考えも常に進化するので、今現在の制作についての考えを書いてみました。
答えはないのですが、常に考えてまた過去の思考をブラッシュアップしていくことで、自分なりの正解になるのだと思ってます。
ではまた:)