私はミステリ小説が大好きです。小学生の頃にミステリ小説にハマり、未だにハマり続けています。

小学生のころは、講談社の青い鳥文庫を読みまくってました。
あさのあつこさんの『テレパシー少女蘭シリーズ』や、はやみねかおるさんの『夢水清志郎シリーズ』が特に好きだった覚えがあります。

中学生になるとアガサ・クリスティのポアロシリーズにはまり、大学ではじめて綾辻行人の館シリーズを読みました。ラストの衝撃の余韻がすごすぎて、これ以上すごいミステリはあるんだろうかと思ってしまいました。むしろ今も思ってますが・・・

目次


ミステリの魅了とはなんだろう?


物語は物騒なものが多いし、重々しい雰囲気なのですが、なんでこんなにもミステリって魅力的なんでしょうか。
★マークは私が特に大切だと思う要素です。

・どんでん返し★
もうこのために読んでると言っても過言ではないです。
読んでいる最中に頭で想像しているトリックや犯人像を最後の最後でぶっ壊します。「え、えぇ!?」を安全に体験できる最高の娯楽です。
ラスト付近で伏線が怒涛の勢いで回収されるのは本当に爽快です。脳みそがびっくりします。

・キャラクター
やっぱり、名物キャラクターははずせません。探偵だったり(ポアロとかホームズとか)犯人(レクター博士とか)。魅力的なキャラクターの存在で物語はグッと面白くなりますよね^^

・トリック
物語の中で行われるトリックももちろんですが、読者をミスリードに持ち込む叙述トリックは、小説でしか味わえない感動です。
この叙述トリックにより、映像化ができない作品もたくさんあります。
東野圭吾の『パラレルワールドラブストーリー』もそのひとつだと思うんですが、まさかの映画化したので観ました。このトリックだからこその映像化で、なかなか良かったです!


・犯行動機★
物語のメインともいえる動機なんですが、結構重要だと気づきました。
そもそもこの動機がないとミステリは生まれません。探偵がトリックを解くことができても犯行の動機まではわからないので、本当の物語の真相はここにあると思うのです。
もちろん何かしらの罪を犯したのならば罰を受けるわけですけど「犯人はただのサイコパスでした。チャンチャン♪」では読者は絶対に納得しません。「それなりの背景を教えろ!」となるのでここはしっかり書いてあれば私は読み応えあるなと感じます。


・終わりの余韻★
ミステリ小説とは往々にして何か事件が起こってから探偵や刑事が動き出すので、トリックを暴いて犯人を捕まえたところで、取り返しのつかないことはどうしようもありません。
それに加えて、登場人物たちの様々な思いがラストに集結してるので感情移入してたら、余韻がすごいです。
小説のはじまりももちろん大切ですが、終わりも私にとっては同じくらい大切なのです。



ミステリはロマンチックであれ(若干ネタバレ注意)


自分は、『オリエント急行殺人事件』を読んでからは、どんでん返しが好きなのだと思い、どんでん返しで有名な本を何冊も読みました。
例えば、『ハサミ男』『殺戮に至る病』『葉桜の季節に君を想うということ』『マリオネットの罠』などなど。
しかし、トリックには驚き騙されはしたのですが、あまり心に響きませんでした。
なぜか考えた結果、動機と余韻が私的に足りなかったのかなぁと。

今まで読んで印象に残った小説はすべて、ままならない動機や探偵にもどうすることもできない物語の背景があるんですよ。
読んだ当初は、あらゆる人物の思惑が交差して不透明だった物語が、最後で全て回収され明瞭になります。そして、この物語の根幹があまりにも切なくて悲しいものだったら、読んだ後の余韻は半端じゃないです。

なので、ミステリは大袈裟なくらい切なくてロマンチックであって欲しいのです。フィクションだしね。




自分的おすすめミステリ小説

上記に書いた私的重要項目を満たした作品たちです^^

・アガサ・クリスティのポアロシリーズ『オリエント急行の殺人』『アクロイド殺し』『ナイルに死す』がおすすめです。
『ナイルに死す』『メソポタミアの殺人』『死との約束』は別名、中近東シリーズとも言ってアガサクリスティーが実際に行った国が舞台です。中近東の雰囲気を感じられてとても良いです。

とても読みやすいので、一日で一冊読めちゃいます。
「灰色の脳細胞」ポアロ絶対好きになるはず!

・綾辻行人の館シリーズ。特に『十角館の殺人』
正直、これを超える衝撃はないです。まだ読んでない人が本当に羨ましいです。
このトリックを忘れてもう一度読みたい作品です。

・東野圭吾の『容疑者xの献身』『白夜行』
切ないです。どっちも切なくて余韻が半端ない作品です。
『白夜行』はかなり分厚いので『容疑者xの献身』でまず東野圭吾にハマっていただけたらなと!
映画もかなり良かったですねぇ〜

・京極夏彦の『姑獲鳥の夏』『魍魎の匣』
百鬼夜行シリーズの一冊目と二冊目です。
京極夏彦にしては薄いです!

妖怪が蔓延るSFではありません。ちゃんとミステリとしておすすめの作品です。

・横溝正史の金田一耕助シリーズ。特に『八つ墓村』
おどろおどろしい事件からはじまり、すこし階段チックな冒険譚です。
『八つ墓村』は金田一の出番が少ない印象ですが、金田一耕助はとても魅力的なキャラクターなので是非読んで欲しいです。

・筒井康隆大先生のミステリです。
伏線回収が気持ちいい一冊です。
SF、青春、ミステリ、恋愛、ギャグ、何書いても面白い筒井康隆はやっぱり天才。



今の所ぱっと思いつくのはこのくらいでしょうか。

今回は、完全に趣味の領域を語れて満足です。
もしおすすめのミステリありましたら教えて欲しいです!


ではまた:)

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