!ネタバレあります!

目次

はじめに

はじめて映画の感想を書きます。
感想なので「こいつ全然わかってないな〜」とか思わず優しい目で軽〜く読んでほしい。

映画の記事は最初に『IT』書くんだ!って意気込みは特になかったのですが、
ブログ始めた時に久々にNetflixでみたので、記憶が新しいうちに書きます。

私は基本的に作品を酷評するのは好きではないので、その映画の良かったところをメインに語っていくブログにしたいと考えています。
嫌いな映画の感想をわざわざ読む人はいないと思うし、好きで読んだ人がいい気持ちに少しでもなってもらえるようなwin-win感想ブログです!



あらすじ

1988年、アメリカの田舎町デリー。連続児童失踪事件で弟が犠牲になり、悲嘆に暮れる内気な少年の前に「それ」が表れる。彼は同じく「それ」に怯える子供たちと共に立ち向かうことを決意。しかし、さらなる恐怖が彼らを待っていた。



最高の青春映画

itの原作はかなり長編で手は出していないのですが、スティーブキングは好きなのでこの作品は映画館で観ました。
全四巻の超大作です…




私はこの作品はホラー映画ではなく、青春ヒューマン映画としてとても推しています!!!


そもそもホラー映画って鑑賞者が恐怖を味わい体験して楽しむという要素が大きいと思うんです。
その結果、今まで観てきたホラーは「圧倒的強者や超常現象に怯えて敗北」という構図が多いのかなと思います。

といってもそこまでホラー映画は観てません。『13日の金曜日』シリーズ、『スクリーム』シリーズ、スティーブキングの作品、『エスター』『アナベル』etc.
ホラー映画的には、90年代版『it』の方がホラー映画だったと感じます。

それに対して、今作は「圧倒的な恐怖に震えあがる子どもたち」ではなく、「恐怖を克服する子どもたち」が本筋だと感じます。
不気味なヴィジュアルのピエロ”ペニーワイズ”は、対象の子供の”恐怖やトラウマ”に姿を変えてひとりづつ襲っていきます。
このペニーワイズとは子供達の”恐怖”が具現化されたものなのだと思います。
(なので『it2』で語られるペニーワイズの正体や封印の儀式などはあまり重要ではないのだろう)

決戦の際、ビルが射った弾のない銃がピエロに効いたのも彼らが恐怖を克服しつつある兆候なのだと思います。
子供達が震えながらもピエロをボッコボコにするシーンは、それぞれが抱える恐怖やトラウマと戦っている最高に燃えるシーン!

一人でいる時に襲ってくる恐怖は、友達といることで立ち向かうことができるんですね(涙
子供達が仲間と一緒に、恐怖と戦う姿に涙腺崩壊。



爽やかな思い出


恐怖からの克服の他にも、この映画の好きなところは”爽やかさ“です。

よく『スタンドバイミー』が今作の引き合いにだされてますよね。
未知への好奇心や仲間との絆、子供時代特有のエモーショナルな日々を大人になってから語る構成ets…作者が同じだけに重なるところも多い。
しかし今作は、恐怖という敵の存在によって「仲間との絆」「克服」がより分かりやすく強烈に浮き彫りになっているのを感じます。

彼らの少年時代の思い出は続編の『it2』にもたくさん出てきてその度に胸が締め付けられます。
(2を語り出すと長くなるので今回は1だけを語ってます…)

実際見るまではキングのホラーは、ミザリーとかシャイニングとかの不気味でたまにびっくりさせてくる感じだろ…
と、そっちの意味で楽しみにしていたのですが、みごとにいい意味で裏切られた〜

夏、幼少期、仲間だけの秘密
なんでこんなに惹きつけられるの…

ホラー映画を超えた爽やかな青春映画です。
ぜひ皆さんにも観てほしいです。



ではまた:)