この記事の続きです。

『DARK HORSE 「好きなことだけで生きる人」が成功する時代』すごく面白いです。

どの章も面白いのですが、4章の“独自の「戦略」を考え出す”が今の自分に刺さったので感想を書きます。

目次


結論


成功する戦略は、充足感(モチベーション)を試行錯誤しながら追い求め続けること。

私たちに染み付いている「我慢してその先に充足感が待っている」ではなく、「好きなことを追い求め続けたら成功する」と従来の考え方を覆すような内容でした^^



「唯一最善の方法」はない。

わたしたちの常識として、成功への道と聞いたら「良い大学に入って良い企業へ入ること」と思い浮かべます。それが効率よく成功を手にする方「唯一最善の方法」だと染み込んでいます。

しかし、この本では「あなたの個性と、それを活かせる場所」自分の「やりたいこと」「強み」をしっかり活かせる場所で充足感を得ることこそが成功なのだと書いています。

決して従来の成功法を批判するだけではなく、時代によって成功への道は変わるんだよってことです^^
そして現代の成功法は個性を伸ばすことだと書いています。

これだけ聞いても、ちょっとびっくりじゃないですか?
作家として生活している自分も心のどこかで、作家は珍しくて普通じゃない職業だと染み込んでいました。
でもこの本では、むしろ作家のような好きなことを貪欲に追い求めることが成功を手にできる王道だと言ってくれています。めっちゃ勇気出ますよね。



「やりたいこと」と「人の強み」


この章では、「やりたいこと」と「人の強み」は別物であると書いています。なんだか絶望的に聞こえますが、そんなことないです。むしろ希望的なお話でした。

「やりたいこと」は分かりやすく、内側から出る欲求のことです。
この欲求は、○○したい!〇〇みたい!など直感的に知ったり感じたりできるもののこと。
モチベーションのことですね。

一方、
「人の強み」は、外的要因で決まるとあります。
我々の脳は直感的に自分の強みを知るようには出来ていないそうです。「強み」は自分の内から湧き出るのではなく、経験を通して見定めるもの。
つまり、そもそも強みとはもとから存在したものではなく、努力で得られる能力のこと。



強みは変化させることができる!


「強み」は努力で得られる能力ならば、「強み」は努力次第で変化させることが出来るということですよね。

その一例として、ジェニーの話が書いてありました。
ジェニーは全く数学ができないにも関わらず、宇宙のことを知りたい!という欲求で従来のアカデミックな方法を一切無視した方法で小惑星を発見するという偉業を達成しました。
「宇宙」というモチベーションをきっかけに自分だけの「強み」を作り出した例です。

モチベーションを追い求める過程で「強み」が生まれるってとても納得できる流れだと思います。


自分に当てはめてみると「もっと可愛い作品を作りたい!」から今の「作風」が出来ましたし、「作品で生活したい!」というモチベーションからネット販売やSNSの知識は全くありませんでしたが「購入してくださるお客さん」「フォロワーさん」などが少しづつですが増えてきました。
このモチベーションが全く違うものだったなら「強み」も全く違うものになっていただろうと思います。



強みを作り出す戦力は常に動的


「自分の強み」が外的要因なのは分かったけど、「自分だけの戦略はどう作るのか」
その答えはめっちゃシンプルで『とにかく、試行錯誤』です。トライアンドエラーを繰り返すしか方法はないのです。
「仕事は小さなモチベーションの連続」と繋がるのですが、大きな遠い目標よりも目の前の小さな充足感を求め続けることが重要です。そのなかでより充足感を得られる道を模索するのが結果的に「自分だけの戦略」につながっていく。
戦略は常に動的なのです。

「どの戦略がいいかな?」という質問は、適した戦略はその人によって違うのだから正解はないわけです。



まとめ


自分のモチベーションや充足感を追い求めることで、結果的に自分だけの戦略を見つけられる。
とても勇気の出る内容だったと思います!

その反面、この本の内容で驚くのは私の世代がギリギリなのでは?とも感じました。
なぜなら、私より若い世代はYouTubeなどSNSが発展して「個性」を武器に生きている人がたくさんいるからです。なのでこの本の内容を読んでも当たり前のことのように受け入れられる気がするんです。
結果的に世の中は、その時代にあった成功への道に対応しつつあるんでしょうか?


これからも、トライアンドエラーを繰り返しながら前に進み続けたいと思います!


ではまた:)







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